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ダーリングハーバー・オーソリティー
資産開発部長ダイアナ・タルティー

平成8年度日豪共同研究プログラム

最終報告

 

1.国家的な概観
オーストラリアと日本には、海、海岸、ウォーターフロントに関して、多くの共通点がある。

 

1.両方とも島国である。-オーストラリアは1つの大陸であり、日本は列島である。
日本列島の島々を歴史的にまた今目的に結合させると、海上輸送と港が日本には重要な意味を持つことがわかる。海上輸送と港はオーストラリアにとっても重要な要素である。オーストラリア国民の非社交的な性質が、海上輸送への信頼に結びついたのである。
海上輸送と港は、土着民ではないオーストラリア人の歴史において、白人の囚人や入植者が初めて到着したときの手段として、また第二次世界大戦後にオーストラリアヘ移住した欧州人の到着手段として、特別の意義がある。

 

2.日本と同様に、オーストラリアの人口の大多数は大陸の海岸沿いに居住している。
3.オーストラリアと日本の都市ウォーターフロント再開発プロジェクトの大多数は、政府によって唱道され、政府は民間部門の関与および投資を求めている。
4.過去20年以上にわたって、両国では、環境の質の改善と以前の工業港地区へのパブリックアクセスを助長するための多くの機会が発生した。
5.両国は、海岸とウォーターフロントの貴重な資源を次第に認識しつつある。
また、オーストラリアと日本の問には、両国のウォーターフロント開発を比較・評価するとき多くの逢いがある。
1.両国の人口における大きな相違は、日本の主要な開発の数と規模に反映されている。
2.日本の港湾当局は、人的サービスにおいてオーストラリアより広範囲な責任を担っている。
3.オーストラリアでは、都市ウォーターフロント開発プロジェクトに関してマスタープランに適した特別な手段を計画し、進行の管理に責任を持つのが普通である。

 

 

 

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